【第一回】男性社員3人のリアルな声から学ぶ育業 -育業経験と期間について-

2025.12.04

B-EN-G People's Dialogue
#Workstyle

*"Ikugyo" is the nickname for childcare leave in Tokyo. This article will use this term consistently.

B-EN-Gでは、性別を問わず社員が育児と仕事を両立できるよう、育児休業制度の活用を推進しています。
今回は、実際に育業し、子育て中の男性社員3名に子育ての実態、仕事との両立についてお話しいただきました。

<Participants>
Product Business Division: Mr. Machida (left in photo)
Father of a 4-year-old daughter. Received 4-month childcare leave when she gave birth in August​ ​2020. Responsible for mcframe implementation support, partner support, video production, etc. His wife also works in the IT industry, making them a dual-income household.
Mr. Fujimoto (center of photo) from the Solutions Business Division
He is the father of two children, an eldest son in sixth grade and a second son who is two and a half years old. He did not take childcare leave for his first child, but did so for two months when his second child was born. He is in charge of IoT implementation and maintenance.
Mr. Nishimura (right in the photo) from the Product Business Division
Father of a 3-year-old son. Received 5-month parental leave when he gave birth in May​ ​2021. In charge of product planning for mcframe X, the SaaS version of the mcframe series. Goes to the pool with his son about once every two weeks.

*The divisions and children's ages are as of the time of the interview.

Each parenting experience

Planned preparations and nursery school preparations (Mr. Nishimura)

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西村さんは20215月に子供が生まれた際に、5ヶ月間、育業をしました。「育業については半年ほど前から部長に伝えました。参加していたプロジェクトの終了まであと2ヶ月というタイミングでしたが、自身の担当業務を同僚へ引き継いでから育業に入ることができました。保育園の空き状況や、育業に伴う家計への影響を踏まえて、家族と相談し10月に復職しようと決めました。」と語ります。
また、西村さんは復職後の保育園への入園も想定して、引っ越しをしたといいます。「子供を保育園に預けないと復職が難しいので、育業中に待機児童が最も少ない自治体を調べて引っ越しました。毎月の待機児童数の空き状況を確認しながら、子供には生後4ヶ月半で保育園に入園してもらいました。最初の保育園は自宅からバスで30分ほどの距離でしたが、翌年4月には自宅から近めの保育園に転園できたので、復職直後より時間に少し余裕が持てるようになりました。」
育業から復職後、西村さんはmcframe Xの製品企画チームに配属となり、子供の予定や急な体調不良にも柔軟に対応しながら働いています。

Smooth transition and return to work (Machida)

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町田さんは20208月に子供が生まれた際、4ヶ月間、育業をしました。当時は大規模なプロジェクトに参加していました。同じチームに34人のメンバーがいたことで、仕事を分けて引継げたことが育業取得できた要因として大きかったといいます。
「子供が生まれることが分かった時点で部長に育業の希望を伝えたところ、快く受け入れていただきました。」と町田さんは振り返ります。
育業中について、町田さんは「最初の2ヶ月間が特に大変でした。夜泣きもありますし、妻も十分に動ける状態ではなかったので、かなりきつかったです。ただ、後半の2ヶ月間は自分も慣れてきて、育児を楽しめるようになりました。」と語ります。翌年1月に職場復帰した際は、思ったよりスムーズに戻れたといいます。その一方で、保育園入園後は想定外だった点もありました。「保育園に入れた後の大変さはあまりイメージできていませんでした。自宅から5分位の保育園とはいえ、準備なども含めた毎日の送迎にかかる負担や、子供がここまで頻繁に体調を崩すとは思いませんでした。月の半分くらいは早めのお迎えや、急遽在宅勤務に変更して…といった対応が必要でしたね。」

10年で変化した育業に対する認知の高まり(藤本さん)

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藤本さんは、他の2人とは少し異なり、第一子が生まれた時は10年以上前でした。当時は、社会的に「男性も育業する」という認識が薄く、育業しなかったといいます。そのため、出産当日のみ休暇(※1)を取得し、翌日から通常勤務をしていました。その後、2人目が生まれた際は周囲が育業していることもあり、2ヶ月間、育業をしました。上司には3ヶ月前に育業の希望を伝え、快く了承してもらったといいます。
「私は、第一子誕生の時は、入社3年目で忙しいプロジェクトに参加していたこともあり、育児のほとんどを妻に任せていました。そこから10年ほど経過した第二子出産の時には、社内でも育業や制度について認知が高まっていて、周りのメンバーも取得していること知りました。実際に育業してみて、育児の大変さを初めて実感しました。特に最初の2ヶ月間は想像以上に大変でした。私は2か月間でしたが、西村さん、町田さんのように、もう少し長い期間でも良かったかな?と思っています。」
B-EN-Gでは配偶者の出産に際し、5日間の出産休暇(有給)が利用できます。

育業のタイミングについて

三者とも、キャリアと育業のタイミングについても、それぞれ異なる視点から語られました。

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西村さんは2009年入社で10年以上キャリアを重ねた35歳の時に育業しました。「業務のペース配分を自分でコントロールできる立場になっていたこともあり、自分にとってちょうど良いタイミングで育業ができたと感じています。他のメンバーへ引き継ぐ仕事の依頼や、担当してもらった仕事をレビューする体制で進められるスキルセットや経験があったため、比較的スムーズに育業に入ることができました。」

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一方、町田さんは入社4年目での育業でした。「早めに取得して良かったと思っています。当時はまだ責任の大きい仕事を任されていなかったので、上司や他のメンバーに託せる部分が多かったです。育児というのは誰にとっても初めての経験ですから、いつ取得しても何らかの壁にぶつかることはあると思います。その都度乗り越えていく必要があるのかなと。2人目が生まれたら、その経験を活かしてもう少しうまく対応できるのではないかと思っています。」

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藤本さんは第一子の誕生が3年目(育業なし)、第二子は12年目でした。生まれたタイミングによる違いとして体力面を挙げていました。「キャリアとは別の視点になりますが、明確に違うと感じたのは体力面ですね。1人目の時は若かったので、2時間抱っこして寝かしつけることもできていました。でも、2人目の時は、正直なところ体力的にかなり厳しく、長時間の抱っこは難しかったです。若い時は仕事でも体力でカバーできる部分がありましたが、年齢を重ねるとそうはいきません。仕事も育児も体が資本です。いつ取得するにしても、体力的にカバーできるから…と無理矢理両立しようとせず、エネルギーを育業に集中させる方がいいのではと思います。」

Promoting education in B-EN-G

近年、B-EN-Gの男性社員育業も着実に増加しており、2024年度は、育業対象の男性社員のうち約90%が育業しています。その期間は2ヶ月から6ヶ月程度(平均:83)が中心ですが、より長期の育業を希望する社員に対しても柔軟に対応しています。B-EN-Gは、育業や復帰後のワークライフバランス支援は、子育てと仕事の両立を実現するための重要な制度であり、社員一人ひとりのライフステージに応じた働き方を支援する基盤と考えています。そのため、育業からスムーズに職場復帰できるよう、キャリアステージや家庭の状況に応じて、復帰後の働き方もテレワーク制度や短時間勤務制度、残業免除勤務などの選択肢を用意し、育児と仕事を両立しながらキャリアを継続できる体制を構築しています(※2)

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育業は、子育てという人生の重要な時期に家族と向き合い、人として成長する貴重な機会です。B-EN-Gは今後も、すべての社員が安心して育業し、仕事と家庭を両立できる職場環境の実現に取り組んでまいります。
次回は、職場復帰後の働き方や、仕事と育児の両立についてさらに詳しくお伝えします。ぜひご覧ください。

*2 B-EN-G 's work-life balance system is not limited to childcare, but also allows employees to choose a work style that suits them from among alternatives to their usual work style when they need to change their work style due to caregiving, illness, or other temporary circumstances.

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