SaaS型エンドツーエンドのサプライチェーン計画ソリューションSAP IBP
SAP®Integrated Business Planning for Supply Chain(以下、SAP IBP)は、 戦略的な事業・予算計画から日々の管理・オペレーン的なPSI計画までサプライチェーン計画プロセス全体をカバーし、カスタマーやPOSなどの需要データから、サプライヤーとの内示/内示回答データまで社内外のデータ連携をすることにより、立案したサプライチェーン計画に精度・鮮度の高い情報を反映し、エンドツーエンドのビジネスネットワークへの影響・変動への変動対応力を最大化することが可能です。
概要
SAP IBPは、利益ベースの事業・予算計画から、数量ベースのPSI計画までを計画立案するために、SAP HANAプラットフォームによる高速処理が活用でき、6つのソリューションには各種高度な計画ロジックを備え、フレキシブルでスケーラブルなデータ連携機能を有したクラウド型SaaSソリューションです。
SAP S/4HANAなど基幹システムだけではカバーしきれない、高度で精緻なサプライチェーン計画を立案します。
また、SAP S/4 HANAやSAP Analytics Cloud、SAP Aribaなど、他のSAPソリューションとシンクロナイズさせることにより、ビジネスネットワークの拡大・成長を支援します。
製品の特長
計画プロセス横断での可視化
業務プロセス横断でのサプライチェーン計画立案が可能。財務事業計画・収益目標から需要計画/供給計画の立案、需給調整を実施し、全体利益最大化のための意思決定を支援。
様々な切り口での計画立案
リージョン、チャネル、顧客、製品カテゴリ、製品など、様々な切り口で計画値の集計、分解が可能。例) 製品カテゴリによる年単位の計画から製品別の月単位の計画に自動分解。
高度で精緻な自動計画ロジック
機械学習(ML)を活用した需要予測、制約考慮したヒューリスクティック/ オプティマイザー(最適化エンジン)
早期立ち上げの導入テンプレート(Best Practices)
データモデル、サンプルデータなどのベストプラクティスを活用し、システム導入の期間短縮・コスト低減が可能
社内外とのデータ連携コラボレーション
各種データのマニュアルアップロード、他システムとの自動システム連携、Webブラウザを介した社外とのデータ共有が可能
様々なユーザーインターフェース
Web UI, MS Excel, Mobileなど、ユーザーになじみの深いインターフェースを介していつでもアクセス可能
導入効果
- シミュレーションやシナリオ比較による収益性の向上
- 単に顧客納期や生産能力を考慮した実現可能な計画の立案だけでなく、サプライチェーンモデルやマスタの設定値を変更した複数パターンのシナリオでシミュレーションすることにより
"より収益性が高い"という観点での意思決定が可能
- グローバル在庫の最適化
- 拠点ごとの在庫最適化ではなく、複数拠点/多階層全体を考慮した基準在庫(安全在庫)の設定が可能
その基準在庫を元にした計画立案の実行により顧客サービスレベルを維持、向上させるためのグローバル在庫の最適化を実現
- 将来のサプライチェーンにおけるリスクの低減
- 部門間あるいは社内外を問わずサプライチェーン全体の可視性を向上
為替変動差による利益減や売上増加による供給能力不足などの将来のリスクに対して事前に計画(準備)でき、リスク低減が可能
- サプライチェーン計画業務の効率化
- サプライチェーン全体に渡り複数システムに格納された情報を、クラウド上の1つのシステムに一元管理
その最新情報を元に需要計画、供給計画、在庫計画など、部門を跨る計画を一気通貫で実行することにより、システム間や部門間の連携に要するムダな時間の短縮、計画業務全体を効率化
B-EN-Gのコンサルティングサービス
主に製造業の調達から生産、物流、販売、サポートまでの"ものづくり"の現場業務を深く理解し、日本初の製造業向けERPシステム導入をはじめとする20年以上に渡るSIerとしての豊富な経験を元に、SCM構想からシステム導入、その先の継続的な改善活動支援までを一貫してご支援します。
※日本国内において、いち早くSAP IBP導入支援を開始しています。
資料ダウンロード
「SAP IBP」のリーフレットをダウンロードできます。
- SaaS型エンドツーエンド サプライチェーン計画ソリューション「SAP IBP」リーフレット