課題
- 造影剤の製造・販売の始動にあたり、使用しているSAP ERPを「JD-NET」に対応させる必要が生じた
- グローバルITチームが独力でのJD-NET対応を断念、外部の有効なソリューションが必要
- 言語の壁を越えてグローバルITチームと密接に協業。かつ国内医薬品業界特有の商流に精通する企業の支援が必要
導入製品・ソリューション
医薬品業界向け導入パッケージ「B-EN-Gp JD-NET Solution for SAP ERP」
プロジェクトの概要
医療の課題解決に貢献する医療機器およびデジタル・ソリューションを提供するGEヘルスケアの事業子会社で、造影剤事業を手がけるGEヘルスケアファーマは2020年3月、造影剤4製品の製造販売を承継し、2022年3月から造影剤の国内流通業務を始動させることになった。
それに伴い、同社は日本の医薬品業界固有のEDIシステム「JD-NET」への対応を迫られたが、B-EN-Gのパッケージ「B-EN-Gp JD-NET Solution for SAP ERP」の導入により、予定どおりにプロジェクトを完遂させている。
導入の効果
- グローバルITチームへのB-EN-Gの効果的なサポートでプロジェクトがスムーズに進行
- システムの運用開始後はトラブルなく日常業務を遂行
- JD-NETを含め、日本の商流に対するグローバルITチームの理解を促進
導入のポイント
- 日本の商流、JD-NET導入システム要件に対するグローバルITチームの理解の徹底
- 日本の商流に対する知見とグローバル対応能力を併せ持つIT企業の選定
- B-EN-Gのソリューションの豊富な実績とクイックで真摯なレスポンス
導入後、および今後の展望
B-EN-Gp JD-NET Solutionによって拡張されたSAP ERPのシステムは予定どおり2022年3月から運用が始まり、JD-NETによる卸売販売業者との取引がスタートを切った。以来、トラブルは一切起きておらず、JD-NETを通じた卸売販売業者との取引はきわめてスムーズに行われている。
「実をいえば、システムの運用開始から1カ月程度は予期せぬトラブルに見舞われ、対応に追われるのではないかと危惧していました。しかし実際にはその真逆で、取引の初回から何のトラブルもなく、JD-NET経由での受発注が実現でき、遅延することなく出荷できています。これには安堵しましたし、驚かされもしました。また、EDI取引について知る周囲からも、システムの立ち上がりの良さに驚きの声が聞かれています。このような成果が得られたのも、トラブルを回避するB-EN-Gの入念な準備があったからこそと感謝しています」
(ビジネスオペレーション部 カスタマービズ&ロジスティクス スペシャリスト 栗山 瑠美 氏)
「B-EN-Gにベストを尽くしていただいた結果、流通業務を支えるシステムへの不安はほぼすべて解消されました。これで造影剤事業を支える業務の立ち上げという大きなミッションがクリアできたと考えています。のちはオペレーションの安定的運用およびビジネス拡大への継続的なサポートに集中していきたいと考えています」
(ビジネスオペレーション本部 本部長 平井 佐知子氏)
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