課題
業容拡大および需要変動への対応、経営管理の強化などへの対応
導入製品・ソリューション
SAP ECC6.0、製薬業向けテンプレート「B-EN-Gp」
プロジェクトの背景
高橋英樹のテレビCMでもお馴染みの沢井製薬株式会社は「なによりも患者さんのために」を企業理念に掲げるジェネリック医薬品のリーディングカンパニーである。ジェネリック医薬品は、新薬と同じ成分、同じ効き目ながら、価格が2〜7割と安く設定されている医療用医薬品である。
ジェネリック医薬品を専門とする沢井製薬は、製品ラインアップも580品目を超え、高血圧症、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病などの生活習慣病薬から抗がん剤といった幅広い薬効、そして錠剤やOD錠(水なしで服用できる錠剤)、注射剤のような様々な剤型の薬を取り扱っている。
ジェネリック医薬品は患者の窓口負担の軽減だけではなく、赤字が膨らむ健康保険組合や、高齢化とともに増加の一途をたどる国の医療費の節減にも貢献している。政府も「2013年3月末までにジェネリック医薬品の数量シェアを30%以上にする」という目標を掲げ、使用促進に取り組んでいる。
上記のような状況のもと、市場の拡大とともに沢井製薬の業容も急速に拡大している。
同社では、将来に向けて更に充実した製品ラインアップの「高品質なジェネリック医薬品を安定供給」し続けるため、諸施策の一環として 2009年 9月から基幹システム刷新に着手した。
導入プロジェクトの概要
本プロジェクトは、業容拡大および需要変動への対応、経営管理の強化などを狙いとし、業務プロセスの改革とシステムの刷新を並行して進める取り組みであった。
B-EN-GはITソリューションパートナーとして採用された。
対象とする業務範囲は、会計系、販売系、調達系、生産・品質管理系と広範囲にわたる大規模プロジェクトであったが、2012年の4月、全面的に本番稼働を開始した。
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