駐在員日記

【グローバル拠点レポート】タイから届いた成長の軌跡 - B-EN-Gタイ活動レポート -

2025.06.24

B-EN-Gの人 グローバル
#タイ

はじめまして。2024年7月からB-EN-Gタイに出向中の小川と申します。INSIDE-Bに寄稿させていただくのは今回が初めてとなります。拠点を構えて22年目を迎えるB-EN-Gタイでは、2024年後半、新オフィス移転を機に様々な取り組みを実施いたしました。今回は、その活動についてご報告します。

新たなスタートを告げる開所式とオフィス戦略

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2024830日、B-EN-Gタイは事業拡大に伴い新オフィスへと移転しました。開所式では、タイの伝統に従って現地の僧侶をお招きし、お経をあげていただくとともに、新オフィスビル内の祠でのお祈りも行いました。グローバル企業として現地文化を尊重する姿勢を明確に示すことができたと考えています。新オフィスは、東京・大手町オフィスをモデルとした「来たくなるオフィス」をコンセプトに設計しています。大手町オフィスの設備と、コミュニケーションを取りながら仕事をするタイのワークスタイルを考慮して、コーヒーマシンの設置、スナックの提供、リラックスできるソファエリアなど、社員交流を促進する環境づくりに注力しました。入り口の看板にはタイの伝統的なペイントを施していただき、日本企業でありながら現地に根ざした企業であることを表現しています。

全編タイ語で挑んだ「B-EN-G(TH)の日」

9月には、前年まで日本人向けに開催していた「B-EN-G(TH)の日」を、現地顧客向けに全面リニューアルしました。全編タイ語での実施という初の試みでしたが、大盛況で終えることができました。当日は想定より多くのタイ人のお客様にご来場いただくことができました。

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今回のイベントで私たちが特に価値を感じたことは、すべてを内製で実施したことです。壁紙やのぼりの制作・設置、受付、司会、パネルディスカッションのコーディネートまで、カメラマン以外はすべてB-EN-Gタイのメンバーが担当しました。
こうしたイベントを自分たちだけで実現できたことは、チーム全体の大きな自信につながりました。ちなみに、タイでは食事付きセミナーが一般的ということもあり、イベント後に行ったディナーパーティも、参加者からの評価が高く効果的な取り組みとなりました。

初めての社員旅行とユーザー会活動

私にとって人生初となる社員旅行を、バンコクから2時間半のリゾート地・カオヤイで実施しました。カオヤイは日本でいう軽井沢のような山リゾートで、「One Team」をテーマに普段は部署ごとに分かれがちなメンバーが一堂に会しました。
ホテルでのチームビルディング活動では、業務では見ることのできない同僚の意外な一面が発見され、部署を超えた交流が深まりました。普段あまり飲まない私も、最後のグループが解散する朝2時まで飲み続けるほど、充実した時間を過ごすことができました。
また、8月と11月には、mcframeユーザー向けの会合、MCUGmcframe Users Group)をタイでも開催いたしました。タイではタイ人ユーザーと日本人ユーザーに分けてセッションを実施するのが通例となっています。これはそれぞれの参加者がより自由に発言できる環境を作るために分けていますが、セッション後の懇親会では両グループが合流し、自然な交流を促進しています。

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1年間の総括とCompany Dinner

年末には、毎年恒例のCompany Dinnerを開催いたしました。1年間の活動を振り返りながら、素敵なレストランでディナーパーティを行い、ラッキードロー(抽選会)やクリスマスプレゼント交換も実施して、楽しい雰囲気の中で2024年を締めくくることができました。

この会では、B-EN-G本社からいただいたBマーク入りのトートバッグを全員に配布させていただきました。、『私たちもB-EN-Gファミリーの大切な一員なんだ』という一体感を感じられる、嬉しいひとときとなりました。

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現地に根ざしたグローバル拠点として

初めての寄稿でしたが、B-EN-Gタイの雰囲気が少しでも伝われば幸いです。イベントばかりの内容になってしまいましたが、普段はしっかりと業務に取り組んでおります。

B-EN-Gタイで行った2024年後半の取り組みを通じて、対外的な活動と社内の結束強化をバランスよく実施することの重要性を改めて実感しました。お客様や地域社会との関係構築と、チーム内の絆強化を両立させることで、単なる日本企業の海外拠点を超えた、現地に愛される企業へと成長できていると感じています。

タイの豊かな文化に敬意を払い、日本から受け継いだ価値観も大切に育む。この姿勢を維持しながら、B-EN-Gタイは今後も地域社会とともに歩み、タイと日本の架け橋として新たな価値創造に挑戦してまいります。今後も機会をいただけましたら、B-EN-Gタイの活動についてご報告させていただきます。

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