事例

日本梱包運輸倉庫株式会社様

経営情報を有効活用 基幹システムおよび経営情報分析システム再構築事例

日本梱包運輸倉庫株式会社様

課題

データの精度と鮮度の向上、一元管理により、業務効率化と経営資産の効率活用を図る

導入

MySAP ERP 2004、SAP BW

プロジェクトの背景

日本梱包運輸倉庫株式会社は、国内に80の事業所と21の関係会社、海外では6か国に9社18拠点を展開し、輸送、倉庫、梱包、引越などを手がける総合物流会社である。

同社を取り巻く環境は、社会的な法規制の強化、物流コストの上昇、競争の激化(物流二法改正他)などにより変化していた。また、社内的には、既存アプリケーションの陳腐化、コンプライアンス、内部統制への対応、新たな中期経営計画の実現などの課題があり、その対策の一環としてシステムインフラの再構築を実施した。

システムの再構築では、現状システムを分析の上、営業管理・経営管理・人財情報・分析評価の各情報システムを整備し、再構築、見直し、新規構築を行った。

プロジェクトの概要

ベースとなるERPパッケージにmySAP ERP 2004を採用し、人事管理、財務会計、管理会計、販売管理、購買管理、車両管理の各サブシステムを構築した。加えて、SAP BWを利用しデータを多次元で分析する、経営情報を有効活用するシステムを構築した。

システムの構築では次のポイントが考慮されている。

  • 荷主別収支管理の導入による営業管理の精緻化と営業戦略展開の実現
  • KPI(主要業績指標)による業務の可視化
  • 人材・組織管理基盤の再整備
  • データの活用度とIT利用スキルの向上
  • 内部統制の強化

導入の効果

全社的情報システム基盤を再構築し、経営情報のスムーズな共有/分析の実現と、各業務の効率化支援を実現し、次のような経営課題を解決した。

  • 経営判断のためのデータの精度と鮮度の向上
  • 管理業務のシステム化推進による業務効率化
  • 人財情報の統一的な一元管理
  • データの活用度とIT利用スキルの向上
  • 経営資産の効率活用

※記事内における組織名、役職、数値データなどは取材時のものです。閲覧される時点では変更されている可能性があります。ご了承ください。