課題
製造リードタイム短縮を目指した基幹系情報システムの再構築とグローバル導入
導入製品・ソリューション
SAP R/3。グローバル展開支援ソリューション
プロジェクトの背景
事例の国内大手電機メーカーは、家電業界のリーディングカンパニーとして業界を代表する企業の一社である。製品ライフサイクルの非常に短い家電業界では、その製品在庫圧縮に向け、市場のニーズに即応できるように製造リードタイム短縮が大きな経営課題となっている。
同社は、製造リードタイムの短縮対策として、基幹システムをユーザーが使いこなすことでメリットを生み出す風土を作ること、ならびに、ばらばらに運用していた海外拠点のシステムの再構築と統合を進める計画を立案し、パッケージを利用したシステムの実現を検討していた。
プロジェクトの概要
複数のERPパッケージを比較、検討の結果、国内、海外の生産・販売拠点、50箇所へのSAPの導入を決定した。このプロジェクトは製造リードタイム短縮を目指したSAP R/3のグローバル導入であり、そのパートナーとしてB-EN-Gを起用した。
導入プロジェクトは、海外拠点への導入から順次開始し、最終的に国内工場への導入へと繋がった。計画段階からSAP導入を提案しているB-EN-Gは、導入フェーズではSAPのコアシステムの構築を担当し、国内、海外の各拠点へのSAP導入を支援した。
導入の効果
最初に導入した海外工場では、導入後、部品在庫が1/3以下に減り、また大幅なリードタイム短縮に繋がった。その結果、短期借入金がゼロとなり、キャッシュフローの劇的な改善に繋がっている。
また導入したERPを基盤として活用し、その上で着々とグローバルSCMの構築を進めている。
※記事内における組織名、役職、数値データなどは取材時のものです。閲覧される時点では変更されている可能性があります。ご了承ください。
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