課題
経営・生産・原価の切り口でのリアルタイム管理を可能とする戦略システムの実現
導入製品・ソリューション
SAP R/3、B-EN-Gの個別受注生産モデル B-EN-Gm
プロジェクトの背景
事例の国内大手機械メーカーは、輸送用機器、産業用機械など幅広く事業を展開する日本を代表する企業である。
工場内の生産プロセス全体について経営・生産・原価のそれぞれの切り口でのリアルタイム性の実現という重要テーマを持っていた。つまり、情報の統合的一元管理、業務のスリム化をすすめ、その結果としての的確でスピーディーな意思決定を実現することが求められていた。
そこで、業務改革プロジェクトを立ち上げ、生産性向上、在庫削減、リードタイム短縮といった面から、非常に高い目標を設定した。その実現方法として、ERP導入を決定、次に各製品の比較検討を進めた。
導入パートナーにB-EN-Gを採用した理由
目標を実現するためには根本から業務プロセスを改革する必要があり、BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)を進めると同時に、新業務を支えるERPが必要であると判断、選定したのが個別受注生産モデル「B-EN-Gm」を活用したSAP R/3導入である。
B-EN-GをSAP R/3の導入パートナーとして選定した理由は、個別受注生産や半受注・半見込生産に対応してSAP R/3が機能するように準備されたモデルである「B-EN-Gm」を有していること、100社を超える企業へのSAP R/3の導入実績を有することであった。
導入の効果
導入の結果、課題としていた「経営・生産・原価の切り口でのリアルタイム管理を可能とする戦略システム」が構築されると共に、次のような効果があった。
本プロジェクトでは、導入時に「B-EN-Gm」をリファレンスモデルとして使用することにより、プランニングフェーズでの作業負荷を大幅に低減するとともに、その期間に十分な検討が行えたことにより、帳票の大幅削減や追加開発の最小化等によるプロジェクト期間の短縮が実現した。
また「B-EN-Gm」をベースに、早い段階からユーザーがシステムに触れる機会を設けてきたため、ユーザーへのBPR/ERPの浸透が進み、ユーザー意識の高まりにも繋がった。
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