話者:ビジネスエンジニアリング株式会社
プロダクト事業本部
ファム さん
B-EN-Gは、タイ、インドネシア、上海をはじめアジアを中心に複数の海外現地法人を展開し、2026年8月現在、「mcframe」の導入実績は17カ国、グローバル会計・ERPシステム「GLASIAOUS」の導入実績も37カ国へと広がっています。グローバルに事業を展開する企業にとって、本社と海外現地法人が日常的に連携し、知見を共有できる関係をどう築いていくかは、事業展開を加速させるうえで欠かせないテーマです。
そうした状況の中、B-EN-Gで、日本本社と海外現地法人の関係構築に携わっているのが、ベトナム出身のファムさんです。
高校卒業後、日本へ留学し、新卒でB-EN-Gに入社したファムさんは、mcframe、GLASIAOUSの導入業務を通じて日本と海外の顧客をつなぐ一方、海外拠点メンバーとの技術交流会「Engineer's Meetup(EMU)」の運営や、部署を越えた社内イベントの企画、mcframe 30周年記念ムービーへの出演など、幅広く活躍しています。今回は、本社と海外現地法人の橋渡し役に挑むファムさんに、その取り組みと今後の展望についてお話を伺いました。
「グローバル担当」として、本社と海外現地法人をつなぐ
配属時に「グローバル担当」と告げられて以来、ファムさんは日本語・ベトナム語・英語で会話できる語学力を生かし、日本本社と海外現地法人の間をつなぐ役割を担っています。
「現在の私のメインの仕事は『導入』です。お客様の業務をヒアリングして、お客様の業務に合わせた運用方法やシステム設定を検討し、提案します。また、導入を検討している企業向けの営業支援(プリセールス)、お客様からの問い合わせに対応する保守メンバーのサポートなども行っています。顧客企業は日本とベトナムが中心ですが、近年はインドの案件も増えています」
グローバルソリューションの導入を検討する企業では、日本本社が意思決定した後に、海外支社へ展開するケースが多くあります。そのため、ファムさんはまず日本語で本社に、その後英語で海外支社に説明する業務にあたっています。「営業支援も英語で行うことがあります。まず日本の本社の方に日本語で説明して、良いと思ってもらえたら、次は現地の海外支社の方に英語でシステムを紹介します。そうしたステップを踏んで、双方が納得してから導入が決まります」
Engineer's Meetupの運営を担う
本社と海外現地法人の連携は、日々の業務にとどまりません。ファムさんは、海外拠点のエンジニアと日本本社のメンバーが交流する「Engineer's Meetup(EMU)」の運営にも携わっています。「元々は、『こういう活動があるんだけど興味ある?』と声をかけてもらったのがきっかけです」とファムさんは話します。初めて参加してから間もなく、ファムさんは運営側として活動を始めました。
ファムさんが参加する前のEMUは、セミナーのように日本本社のメンバーが話す形式のミーティングだったといいます。せっかく集まるのだから、参加者同士でもっと話せる場にしたいと考えたファムさんは、企画を任されるようになってから運営方法を変えていきました。「アイスブレイクのテーマを用意したり、グループワークを取り入れたりして参加者同士が会話できるようにしました。アイスブレイクでは、各国の料理をみんなで発表し合うなど、共通の話題になるテーマを設定しています。他にも、私の好きなゲームを企画してチーム対抗で競い合った回もあり、とても盛り上がりました」

一方で、運営には難しさもあります。「参加者にとって英語が母国語ではない点が、とても難しいところです。一言で『英語』といっても、タイ、日本、中国など、参加者の国によってイントネーションや文法も100%同じではありません。スピーキング、理解力のレベルもバラバラです。だから、英語がそこまで得意ではない人でも、気軽に楽しめて会話の輪に入れるような工夫を常に心がけています。試行錯誤の連続ですが、アンケートでは、参加者から高い評価をもらえているので励みになります。海外拠点のメンバーは『EMU=面白いイベント』として認識してくれて、積極的に参加してくれます」
ファムさんは、EMUが交流だけでなく、ノウハウ共有の場でもあると言います。
「社内プロジェクトの成功事例の発表や、便利なツールの紹介、あとは日本でのプロジェクト開発の流れの共有などをしています。最近は海外のメンバーから『mcframeの機能を教えてほしい』『GLASIAOUSとmcframeの連携について知りたい』といった要望が多いですね。やはり日本と海外では情報のタイムラグがあるので、そうした最新情報を求めているようです。『面白いイベント』であると同時に、本社のノウハウをタイムラグなく共有できる関係性を築く場であることも意識しています」
橋渡しをする中で見えてきた変化
ファムさんは、部署の垣根を越えた社内の交流にも積極的に関わってきました。2024年12月に開催した社内イベント「THE CONNECT」は、ファムさんが最初に発案したものです。

「同じ会社にいる人同士、部署を越えてもっと気軽に挨拶したり、お互いを知ったりできる機会があったらいいなと思ったんです」。そうした思いから、部署を越えて交流できるイベントを企画しました。「最初は同僚と2人で、『やりたい』と言ってスタートしたんですが、2人だけで大丈夫か不安になって。そこで、若手メンバーや、協力してくれそうだと感じた人をどんどん運営側に巻き込んでいきました」当日は、総勢64名が参加し、新入社員から取締役まで幅広い層が一堂に会する機会となりました。「THE CONNECTの参加者からは、『若手メンバーが生き生きと活躍している姿がうれしい』『これからも、一緒になったチームのメンバーに挨拶や声がけをしていきたい』など、イベントを機に、メンバー同士の親睦を深めたいと考える前向きな意見が多く上がりました。こうした場を作れたことを、とてもうれしく思います」
※「THE CONNECT」を含めたイベントの様子はこちら
こうした活動もあり、ファムさんはmcframe 30周年記念ムービーにも社員代表の一人として出演しました。「出てほしい」と声をかけられての出演だったといいます。「動画内でmcframeに対する思いについて聞かれました。mcframeは、ソフトウエアとそれに連なるサービスも含めて、『困った時に助けてくれる、信用できるフレンドリーな存在』だと思っています」
「困った時に助けてくれる」という言葉には、日々お客様のヒアリングやシステム設定の提案、保守サポートに向き合ってきたファムさん自身の実感も重なっているようです。
加速する海外事業展開に向けて
B-EN-Gは2026年度より、これまで非連結だった海外現地法人5社すべてを連結対象に加え、海外拠点・海外パートナーとの連携を強化しながら海外市場の拡大を進めています。その方向性を、現場で体現しているのがファムさんです。今後の展望について、ファムさんは次のように語ります。
「今は、基本的に日本本社主導で色々なグローバル活動やEMUを企画していますが、今後はB-EN-Gタイ、インドネシア、上海といった海外の現地法人が主導となって、自発的に活動や交流を盛り上げていけるような関係性を作りたいです。B-EN-Gは日本の本社だけの会社ではなく、あなたたちの会社でもあるんだから、一緒に盛り上げよう!という意識やつながりを、現地メンバーと一緒に作っていけたらいいなと思っています」本社主導から現地法人主導へ。海外拠点が自ら発信し、盛り上げていける関係性を築くことが、ファムさんの次の目標です。
そうした変化を後押しするのは、ファムさんのように国境を越えて活躍する人材と、それを受け止めるB-EN-Gの環境です。B-EN-Gで働く魅力について、ファムさんはこう語ります。「『人』と『挑戦できる文化』ですね。私は仕事内容そのものよりも、『どんな環境で働けるか』が大切だと思っています。B-EN-Gは本当に自由に、自分の裁量で挑戦させてくれる。それも、周りの『人』が信頼して見守ってくれるからこそだと思います」
こうした「人」と「挑戦できる文化」が、グローバル人材を惹きつけ、B-EN-Gの海外事業のこれからを支える力となっています。B-EN-Gは、一人ひとりの挑戦を後押ししながら、日本本社と海外拠点が一体となって、グローバル展開を推進していきます。


