Meet B-EN-G

社員インタビュー

企業を支える予算管理業務について

今回の社員紹介 入社4年目 津村さん 主に財務会計分野のシステム導入コンサルを担当されています。そのほか、B-EN-Gのブランド活動に取り組む「コーポレートブランディングタスクフォース」やJSUGJAPAN SAP USER'S GROUP)編集委員等、社内外で様々な活動にも積極的に取り組まれています!↓右上に写っているのが津村さんです。

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今回は、そんな津村さんに、予算管理業務について聞いてみました。

そもそも予算管理とは

企業が年度初めに利益等の予算計画を設定し、実際にかかった金額との比較・差異分析を定期的に行うことで、目標に対する進捗を確認し、差異分に対する改善のアクションを実施する管理活動のことです。利益目標や売上目標達成を支援し、経営安定化に貢献することが目的で、経営管理業務における重要な業務の一つとなります。

予算の種類には4種類あります。

・売上予算...会社の売り上げ目標。過去の売上実績や市場動向等を考慮して決定。
・原価予算...製品の生産やサービスの提供でかかる費用。売上予算と連動。
・経費予算...人件費やオフィスの賃料・交通費など会社の運営にかかる費用。
・利益予算...会社の利益目標。会社の収益性を考えるための重要な予算。

予算管理業務では「予算編成(P予算を達成できるようにビジネスを行う(D実際にかかった金額と予算との比較・差異分析をする(C差異がある場合には原因分析・改善を行う(A)」のPDCAを繰り返していきます。

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例えば、お弁当で考えてみます。原価予算(=お米やおかずの仕入れの予算)を低めに設定してしまうと、実際の仕入れでかかった費用が原価予算を大幅に超える可能性があるため、後々利益に影響しそうですよね。ということは、利益予算が目標を達成できなくなってしまい、会社の収益が想定より減ってしまいます。予算管理の大きな目的は、 企業の売上目標や利益目標の達成と経営安定化に貢献することです。ですので、予算はなるべく正確に作成する必要があります。

ただ、予算を作るにも、実現可能性や算出根拠・粒度や外部からの予算への影響等、様々なことを考慮して予算を編成しなければいけません。実現可能性があまりにも低すぎる予算を立ててしまうと、社員のモチベーションに影響してしまいますし、外部要因(お弁当でいうと、雨の日は売上が下がってしまう)を無視してしまうと最終的に予算目標と大きく乖離が発生してしまいます。

その為、多くの時間をかけて作成する予算ですが、1年という期間で考えると外部要因や季節性等、様々な要因によって影響を受けるため、随時見直しを行っていく必要があります。

B-EN-Gでできること

B-EN-Gでは、SAC(SAP Analytics Cloud)という、BI/予測分析/予算計画機能が統合されたSAPの主力の予算管理ソリューションについて、積極的に導入や研究活動を実施中です。SACの予算計画機能では、多様なデータ入力が行えるだけでなく、SAP S/4HANAや他システムとのデータ連携も可能で、クラウド上で予算/実績のデータを統合し、グループ全体の予算管理業務の効率化が期待できます。

B-EN-GはSAP導入のパイオニアでもあるため、蓄積されている数々の知見をもとに、S/4HANAと合わせたトータルソリューションとしての提供が可能です。また従来の予算管理ツールになかった自動予測の機能を、どのように予算管理業務に活用できるかについて、SAP BPC(SAP Business Planning and Consolidation)の提供で培った予算管理の知見を活かして研究を進めております。SACは、定期的に機能が追加されていきます。アップデートされ続けるSACの新機能と予算管理の豊富な知見を組み合わせ、お客様の予算管理業務のさらなる効率化の実現に向け、お客様によりそいながら邁進していきます。

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津村さんインタビュー:

1.もっと詳細な業務について教えてください!
入社当初からSAP導入プロジェクトに携わり、主に財務会計分野を担当しております。
プロジェクトごとに期間や支援の仕方は変わりますが、要件定義より前から稼働に至るまで、お客様とともにプロジェクトを進めていく立場です。また、新しい機能や商材の調査にも携わっており、お客様の課題に対するアプローチを増やしていく大事な仕事の一つだと感じています。
SAPには販売管理や生産管理など様々な領域が存在しており、導入には各領域ごとに多くの知識が求められます。ただ同じくらい、お客様の業務を理解することが大切です。
そのため、お客様の業務を理解したうえで、お客様の課題や悩みに対するアプローチを一緒に考えていくことが仕事だと私は思っております。

2.B-EN-Gで一番嬉しかったことを教えてください!
プロジェクトメンバー(協力会社の方)から、「今までで一番いい雰囲気のプロジェクトでした!」と言ってもらえたことが、強く印象に残っています。
プロジェクトは一人で行うものではありません。社内外問わず、様々な役割を持ったメンバーが協力し合い初めて成り立つもの。メンバー間で良き関係性を築くことの重要性は、必然的に上がります。あるプロジェクトで、メンバー間の良き関係性づくりを意識して動いていたとき、それがプロジェクトの円滑化に影響することを痛感しました。また個人的にも、疑問点や不明点に関して納得いくまで会話ができ、知識や経験が劣る私にとって学びの多いプロジェクトでした。そして最後にメンバーから嬉しい一言をいただき、私の意識がメンバーにも届いていたことを知って、何より報われた瞬間になりました。

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3.B-EN-Gに入社を決めた理由を教えてください!
入社前に一番魅力的に感じていた部分は、製造業のお客様に特化していることでした。ものづくりの大変さを大学で学んでいたこともあり、製造業のお客様相手に大きな支援を行えることに強く惹かれていました。そして三年経過した今考えてみると、プライムベンダーとしてお客様と接し、プロジェクト全体を幅広く経験できることは大きな魅力だと感じています。要件定義前から稼働・保守までの、プロジェクト全体に関わるタスクをこなすことは魅力的な経験ですし、若手から裁量が大きい点も特徴の一つです。製造業のお客様の身近な存在として、業務効率化という大きな支援に関われていることは、他にはない経験です。また、新ブランドのタスクフォースなど、自分が手を挙げることで様々な経験ができることは、個人的に魅力を感じています。

4.おまけ
立川にある昭和記念公園に行く機会が多くありました。四季折々いろいろな景色が見れましたが、中でも気に入ったチューリップ畑の写真です。

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