Meet B-EN-G
社員インタビュー
初PJでタイ海外出張(mcframe 7 導入PJレポート)

今回は入社2年目に初めて主要メンバーとしてアサインされたプロジェクト(※以下PJ)でタイ海外出張を経験した長谷川さんに、PJ未経験者が1つのPJに通しで参画したことによって得た学びやもがいた点、また海外PJの雰囲気等について、お話を詳しく聞いていきます。
今回の社員紹介 入社3年目 長谷川さん 大学では日本語教育学を専攻されていて、以前は国語の先生になりたかったそうです!
プロジェクトの概要
グローバルメーカー様のタイ拠点に当社の生産管理システムであるmcframe 7を導入するという内容になります。B-EN-Gはタイに現地法人(B-EN-Gタイ)があり、共同してPJを進めていきました。
本PJではmcframe 7の購買・販売領域のコンサル主担当者としてアサインをされました。
PJのフェーズは大まかに分けて要件定義→設計→開発→導入/本稼働支援の4フェーズで、まずは「要件定義」フェーズについてお話しをしていきます。
要件定義フェーズでは大きく3つの業務を担当しました。
①顧客セッション(要件と課題の洗い出し、mcframe 7の説明等)
②成果物作成(要件一覧の作成やカスタマイズ一覧の作成等)
③課題解決(セッションで発掘した課題の解決等)
コミュニケーション面での特徴として、要件定義フェーズはコロナ禍だった為、現地に赴くことが出来ず、セッションはフルリモートで実施をしました。
また海外PJという事で、英語を使った場面では、B-EN-Gタイとの内部打ち合わせや、セッション資料作成・デモ環境の言語設定等がありました。
実際やってみてどうだったか
要件定義フェーズで苦労したことを振返ってみると・・・
・英語での資料準備
日本語で考えるのも大変な内容を英語で作成しなければならないという事でシンプルに苦労しました。日本語で一度資料を作成し、翻訳ツールを用いて英語に一括翻訳し、気になる点を微修正し資料を作成するという方法を用いました。
・通訳さんを介したリモートセッション
通訳さんに伝わりやすい内容で話すことを意識し、「主語と述語をはっきりさせる」「だらだら話さず、適度に区切る」「短文を避ける」ことを意識しました。(通訳の方が対応できるギリギリを狙う!)実はここで大学の時に学んでいた日本語教育学の経験が活きたと感じます。
・要件と課題の切り分け・まとめ
セッション担当のメンバに任せたり、PMに聞いたりすることで、何とかしのいだというか、自分ではあまり分かっていないままなんとなくで終わってしまった所も。要件定義の目的は要件と課題を洗い出し、対応方針を決定する事なので、その分類がわかっていないと、要件・課題の引き出し方のポイントもわからない為、上述したヒアリングポイントにもつながる部分なのでしっかりと理解しておかないといけない部分です。
という訳で、要件定義フェーズを振返ってみると・・・英語は完璧でなくても何とかなります。通訳さんにわかりやすい日本語で伝える・認識合わせをするためには、日本語でしっかりと組み立てて表現できることの方が重要です。(自動翻訳ツールを活用していたこともあり、滅茶苦茶な日本語を書いてるとこちらも上手く翻訳が出来ない)
続いてここからは、タイでの導入/本稼働支援フェーズのお話を聞いていきます。
導入支援フェーズでは2週間ほどタイのバンコクに赴いて作業をしました。(ホテル12泊+機内1泊) 途中、客先工場エリア一帯が急遽停電になってしまい、更にタイではその日が祝日だったこともあり30度を超える環境でエアコンが動かないオフィスで作業するというトラブルもありました、、
タイ滞在中のスケジュールは大体こんな感じでした。タイでは行きはお客様先まで車で1時間弱で行けても、帰りは渋滞で2時間近くかかるなんてこともあったりしました。
導入支援フェーズでは大きく3つの業務を担当しました。導入後はB-EN-Gタイが保守を行うという事も有り、導入支援フェーズはB-EN-Gタイがメインで進めていきます。
①マスタ設定支援(スケジュールやタスク管理)※マスタとはシステムを使う最初の段階から無いと困るようなデータのことです。
②導入支援・本稼働支援(現地に赴いてのユーザサポート、B-EN-Gタイメンバのフォロー等)
③課題解決(稼働前の課題対応等)
実際やってみてどうだったか
導入支援・本稼働支援フェーズで苦労したことを振返ってみると・・・
・リーダとしての役割
リーダという事で、必要なタスクの中から、B-EN-Gタイメンバに作業を割り振り、管理を行います。
初めは週2回の進捗確認でしたが、メンバがどこまで作業を進めていて、サポートが必要かどうか等が見えなかったため、途中から毎日進捗確認を行う等コミュニケーションをとり、無事進める事が出来ました。
・現地ユーザーとの関係構築
現地で初めて会うタイのユーザさんたちとのコミュニケーションが難しく、こちらはB-EN-Gタイメンバに協力してもらいながら、何とか意思疎通を図りました。英語が話せないユーザーさんや、多分英語喋れるけどタイ語でお話される方(シャイ×B-EN-G本社メンバと関係構築が出来ていない為)もいらっしゃったので、英語で話してタイ語に変換してもらい、またタイ語で話してもらった内容を英語に変換してもらう等、B-EN-Gタイのメンバーにはコミュニケーション面でかなり助けていただきました。
という訳で、導入支援フェーズを振返ってみると・・・要件定義よりはなんとかなると感じましたが、「支援」という別の難しさがありました。日本語でのコミュニケーションが取れない・気軽に現地に訪問できないということがあります。
最後に
タイで食べたものも共有します!因みにお昼ご飯は毎日工場の方々と同じお弁当をいただきました^^
長谷川さんインタビュー:
1.普段はどのような業務を行っているのか教えてください!
私が扱っているmcframe 7という製品は、生産管理・販売管理・原価管理をまとめて行うことができるパッケージ製品です。パッケージなのではじめから一通りの機能が揃っているのですが、実際にお客様が使い始めるためには1年~5年ほどの時間をかけて支援をしていくことになります。この期間に、お客様の業務とパッケージ製品の機能をすり合わせ、用意されている機能のうち何をどんな風に使っていくのか考えるお手伝いをしています。場合によっては、お客様の要件に合わせて、標準機能に無い機能を設計・開発することもあります。
2.B-EN-Gに入社を決めた理由を教えてください!
数多あるIT企業の中でも、製造業に特化したITというのは珍しい上に魅力的な特徴だと思っています。さらに、SAPという大規模なソリューションにも強みを持ちつつ、存在感のある自社製品を持っていることに惹かれB-EN-Gを選びました。私が扱っているmcframe 7は自社製品なので、お客様に導入している際に気づいたことや、こうなったらいいのになと思ったことは、直接社内にフィードバックすることができ、実際に製品や製品に関わるサービスの改善につながることもあります。また、自分の希望次第で海外の案件や新製品の検討チームに携わることもでき、1つの会社にいながら様々な業務を経験できることも魅力の1つです。
3.海外案件に携わりたい方へ、アドバイスをください!
もし英語が苦手だけど海外の仕事をしてみたいと思っている方がいたら、「海外案件でメンバーとして頑張りたい!」という気持ちや興味があればOKです!頑張ってください!
4.おまけ
最近、Red Hot Chili Peppersの来日公演に行きました。圧倒的な生演奏に震えました。