Meet B-EN-G
社員インタビュー
生産管理におけるシステム間連携

B-EN-Gが開発する、製造業のためのデジタルプラットフォーム「mcframe」のビジネスでは、現場の強みを生かす
製造業の業務システム構築で考慮すべき「システム間連携」と、mcframeビジネスにおける
今回の社員紹介 入社3年目 中野さん mcframeのプリセールスを担当されています。
プリセールスチームでは、マーケティングから導入支援まで幅広い業務に取り組んでおり、中野さんは主にお客様への提案活動における技術的支援を中心に担当されています。
・多岐にわたる製造業の業務領域
製造業の部門は、大まかに本社・工場・倉庫と分かれており、各々の役割に応じて必要なシステムがあります。
例えば本社の営業部門では、お客様情報や市場情報を管理するシステム、工場の設計部門では設計システム、倉庫では在庫管理システム等、各部署がシステムを利用して業務情報やものづくりを管理しています。
・業務の高度化とシステムの細分化
製造業各社には、ものづくりに対する独自のこだわりがあり、とても高度な業務を行っています。そのため、専門的なシステムが必要となり、各機能に特化したシステムが部署ごとに導入されます。しかし、それらのシステム間での情報連携がうまく行えなくなる可能性があります。
そこで、全体最適化を目指し、様々な専門領域の機能を持ったERP(統合基幹業務システム)が登場しました。
ERPにより、業務データを収集し一元管理できるようになりました。ただ、それでもERPだけでは対応できない業務もあるため、多くの企業がERPと複数のシステムを併用しています。そのため、各システム間の情報連携が必要になります。
・つながるシステムを選択する重要性
業務システムを多数導入して、情報管理を細分化すると、情報のタイムラグ・二重入力・トレーサビリティ低下といった問題が発生し、業務効率が低下します。
個別最適なシステムであっても、連携を考慮して全体を俯瞰できるように構築する必要があります。
・mcframeの特徴
mcframeは会社の中心となる「基幹業務システム」です。特に製造業で必要とされる、生産管理・販売管理・原価管理等の機能を備えています。
お客様は、mcframeを導入して業務効率化をしていますが、前述の通り、製造業には様々な業務があるため、mcframe以外のシステムも組み合わせて運用します。
そのため、mcframeは製造業でよく利用される他社システムとの連携を前提に開発されており、連携アダプタが標準搭載されています。これにより、他社システムと連携しやすい柔軟性を持ち合わせています。
適切なシステム連携によって、情報のタイムラグ・二重入力・トレーサビリティ低下の改善だけでなく、作業ミス防止・リアルタイムな実績収集・情報の一元化が可能になります。システムの連携性は業務効率に大きく影響することは明らかです。
mcframeシリーズ初のSaaSである「mcframe X」は、APIを活用して、外部システムからも業務画面で行う処理を個別に実行できる仕組みを採用しています。
それにより、現場で利用しているタブレットやハンディターミナルから直接mcframe Xにデータを入力するような処理も、比較的簡単に実現できるようになりました。
連携アダプタについても、現場で扱われるデータを考慮しながら業務目線で設計することで、手を加えるカスタマイズを最小限に抑えながら他システムと連携し、適材適所でシステムを構築することができます!
mcframeはシステム・情報連携の行いやすくすることで、業務効率化に加え、経営と現場をつなぎ、迅速な意思決定・改善効果の見える化ができるシステムを目指しています!
中野さんインタビュー:
1.普段はどのような業務を行っているのか詳細を教えてください!
私の仕事は、国産ソフトウェアベンダーのプリセールスエンジニアです。
パッケージソフトウェアを提供する「ライセンサー」という立場から、「必要なシステムやサービス」が「必要とする顧客」に適切に届くよう、日々活動しています。
B-EN-Gのmcframeプリセールスチームは、製造現場の課題やニーズをヒアリングし、mcframeの機能を活用した最適な解決策を提案する仕事をしています。チームの担当業務は、マーケティング領域からセールスにおける技術方面の支援、お客様へのシステム導入に対する支援まで、幅広い領域にわたります。
私はその中で、お客様への提案活動を中心に技術的な支援、mcframe導入プロジェクトの支援に加えて、次期製品に搭載する機能の検討にも携わっています。
2.B-EN-Gで一番嬉しかったことを教えてください!
私たちのミッションは、製造業の現場で発生している無駄な作業を削減し、本来の「ものづくり」に専念できる環境を作ることです。
単にソフトウェアを販売するだけでなく、製造業の皆様が持つ技術力や創造力を最大限に活かせるよう、支援していきます。そのために私たちは、システム販売にとどまらず、お客様の業務改善や課題解決につながる提案とサポートを提供しています。
B-EN-Gは生産管理システムの開発・導入で培った知見を活かした製造業の現場改善を通じて、「よりよい社会を作ること」に貢献したいと考えています。「よりよい社会をつくるために私たちができることは何だろう?」というスケールで、常にビジネスの在り方を考えていく必要がある点で、仕事の楽しさを感じています(同時に、苦しさでもあります)。
3.新卒学生への就職活動アドバイスをお願いします!
自分が日常でものごとを判断するときに、「なんとなく気になる」「つい考えてしまう」ことを認識すると、自分が大切にしている価値観が見えてきます。自分の価値観と合う会社や仕事を選ぶことで、毎日、前向きな気持ちで仕事に取り組むことができます。
目に見える「新しいスキルの習得」「昇進」「周りからの評価」といった要素は、確かに大切ですが、それらは短い期間における成長の一部でしかありません。何事も「大器晩成」と考え、5年後、10年後の自分をイメージしながら、長期的な目線で考えることをお勧めします。
4.おまけ
時計台に「ジャック」という愛称がある、横浜市開港記念会館です。
散歩しておりましたら、木々が色づいておりましたので、一枚撮りました。
この日は快晴でしたね。まだ日差しがあって暖かいものの、風は冷たくなってきており、冬の訪れを感じました。