

開催日 | 2013年10月16日(水)14:00~17:00 |
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会場 | 東洋ビジネスエンジニアリング株式会社 |
主催 | 東洋ビジネスエンジニアリング株式会社/アマゾン データ サービス ジャパン株式会社 |
本セミナーは、協和発酵キリン株式会社様をお迎えし、アマゾン ウェブ サービス(以下 AWSと略)の活用事例を発表していただきました。 その後、B-EN-GからAWS導入に際してのポイント解説、およびAWS化されたERPテンプレートのご紹介、アマゾン データ サービス ジャパンによるQ&Aセッションが行われました。
協和発酵キリン株式会社から、世界的なクラウドサービスである、アマゾン ウェブ サービス(以下 AWSと略)を全社システムに活用するに至った経緯や考え方、そして今後の構想等をお話 しいただきました。
その後、導入に際してのポイントやAWS化されたERPテンプレートのご紹介、最後に、アマゾン データ サービス ジャパンからサービスの最新情報をご紹介しました。
それぞれの講演の満足度は高く、また、セミナー構成に関しても「ユーザ、SI、クラウドベンダーの話が一気に聞けたのは良かった。これを取っかかりにしてクラウド導入を更に検討したい。」とアンケート回答をいただきました。
当日は台風で交通機関が麻痺し、会社への出勤も困難な状況下において、ご参加された方に心より感謝いたします。
「基幹システムのクラウド活用への取り組み」
協和発酵キリン株式会社
情報システム部長 篠田 敏幸 様
冒頭で、ITの歴史と、協和発酵キリンにおけるAWS採用の背景についてご紹介されました。ITのアウトソーシングについて、早くから運用監視をアウトソーシングしていること、システムアーキテクチャーは、独自のモデルに基づいたエンタープライズHubが中心で、パッケージ等の周辺処理コンポーネントは、取り替え可能という思想を持っていること等です。
次に、採用までの過程のご説明がありました。協和発酵キリンでは、「将来、仮想化は進む」と予想していましたが、一方で、「独自で装備するのは大変そう」であるとし、様子を見ていました。その後、2011年張春からAWSと接触を持ち、調査を重ね、202年越しで本格利用を開始しました。セミナー時点では、複数システム、おおよそ10のサーバーが常時稼働、設定済みは50サーバー以上となっています。SAP ERPもアップグレードのタイミングでAWS化しました。
そして、AWSの有効性について「企業は業務遂行が目的であるため、システムを早く準備する必用がある。それを叶えるのに有効。」と述べられ、まとめとして、「クラウドは、使って試してみることから始める。それができる。」とご講演を締めくくられました。
そのほか、講演では、クラウドとオンプレミスとの相違、運用管理、AWS化の課題、効果、今後の予定にも触れられました。
「ご講演は同じユーザー企業の情報システム部門の人間として共感する部分がありAWSを自社で活用することがゼロでないことがわかり参考になりました。」といったコメント等あり、参加者の満足度が非常に高い講演でした。
「SAPonAWSの導入と運用のポイント」
東洋ビジネスエンジニアリング株式会社 ソリューションプロジェクト統括本部
ソリューション技術本部 IT基盤ソリューション部 部長 松井 達佳
SAP ERPにおけるAWS利用のメリット等をご紹介するとともに、利用開始までの契約、バックアップ等のしくみ、導入にあたっての準備、運用での注意点等、具体的な方法についてご説明しました。
SAPのAWS利用について、「聞いたことのあるが、詳しくは知らない」という参加者が多かったため、「大変参考になった」とのコメントが数多く寄せられました。
「SAP ERPもAWSで短期導入!製造業向けテンプレートのご紹介」
東洋ビジネスエンジニアリング株式会社 ソリューション営業統括本部
第2プロジェクト本部 部長 尾崎 孝一
本セッションでは、AWSを利用した、製造業向けのSAP ERPテンプレートのご紹介をしました。
AWSで、本番構築までの時間を短縮したうえで、テンプレートを利用すれば、ERPの導入メリットをより早く享受することが出来ます。プロセス産業、ディスクリート産業、それぞれにマッチしたテンプレートのモジュール範囲や代表的なプリセット機能等をご説明しました。
「すっきり疑問解消!AWSについてのQ&A」
アマゾン データ サービス ジャパン株式会社
エコシステム ソリューション アーキテクト 松本 大樹
ニュースとしてSAP ERPのAWS対応の最新情報をデモを交えて説明し、その後のQ&Aでは、活発に質疑応答が交わされました。
B-EN-Gではこれまでオンプレミスのシステム導入サービスがほとんどでしたが、今後は、AWSはじめ、クラウド導入サービスにも取り組んでいく所存です。
今後のB-EN-Gの情報発信にご期待ください。